ここ最近になり、急激に需要が高まり出したフードデリバリー。
近頃の飲食業界においても数々のサービス等が誕生し、今新たなビジネスチャンスとしても大きな賑わいを見せております。
その中でも他のデリバリサービスと違い、独自の差別化を図ることで知られる「チョンピー(chompy)」。
今回の記事では何かと話題となりつつあるその「チョンピー(chompy)とは?」と言う簡単な概要と皆様が一番気になるとされる「給料や時給」、それに「chompy配達員が得る報酬の仕組み」などから「実際には稼げるのか?」などについて紐解きます。
「配達エリア」についてや「配達員として登録する際の流れ」などを解説し、最後に「チョンピー配達員の評判や口コミ」も見ていきます。
チョンピー(chompy)とは
チョンピー(chompy)は2020年2月に日本で生まれたデリバリーサービスとして、主に国内での都市にターゲットを置いた「都市特化型フードデリバリーサービス」であります。
特化型と言うだけに「4.5km圏内というごく狭い地域での配達」ではありますが他のサービスに比べ、この狭い地域に限定されてるが故である「時間やスピードに対してのメリット」が最大の売りとなっております。
フードデリバリー業界では比較的外資系の参入が多いとされてる中、「国内発」は日本国民にとっての安心感に繋がり、「都市特化型」がこれまでに無いものとして新しいニーズを呼ぶものとなり、今後も期待されるサービスとして話題を呼んでます。
chompy(チョンピー)の時給や給料
チョンピーでは時給制のアルバイトとは異なっており、「委託業務契約」というものを企業と締結しなければなりません。
つまりこの場合、多くのビジネスで見られる「個人事業主」がこれに当たりますので原則として「一件何円」であり、基本的に「時給何円」というシステムではありません。
それだけに決まった額として例を出すことは出来ませんが、その中でも配達員スタッフが「高くも無く・安くも無く」で得る報酬額として、大体を「平均時給」に換算した所では「約1,000円~1,200円程度」と言われております。
この仕事で得る報酬額は「配達員達が持つ能力」に大きく左右され、実際には「クルー達個人の給料差にかなりのバラつき」があるようです。
chompy配達員の報酬の仕組みについて
まず基本的な報酬額が計算される構成としては、以下の3項目で成り立ちます。
◎[ピック/ドロップ報酬]:計250円(それぞれが125円)
ピックでは飲食店からの商品受け取り時の報酬、ドロップでは注文者への商品受け渡し時の報酬としなり、これらは一回の配達でワンセットとされますので計250円貰える事となります。
◎[距離報酬]:1キロに対し75円
こちらもピック/ドロップ同様「受け取り・受け渡し」に対して報酬が発生し、この場合その2つの距離を合計した総額が報酬となります。
◎[待機報酬]:5分に対し75円(以降は1分毎に15円)
仮に商品を受け取るお店にて10分待たされる事となれば150円の報酬がつく事となり、これは今の所他のサービスには無い新しいシステムとしてもかなりの強みでもあります。
これら以外のシステムでも「インセンティブ(成果型報奨金)」があり、それらの内容を簡単に説明していきます。
●ブースト(額増し報酬)
これは基本としての上記にある3項目の報酬額が「1.3倍増」になるという「お得キャンペーン」であり、時期によっては倍率も変動します。(2021年3月までは1.4倍)
よってお得キャンペーンだけに開催期間も今の所いつまでか不明であり、いつ終了されるかもわかりませんので「早い内が最も最善な狙い目」となるでしょう。
●チャレンジ(ピークタイムでの応募)
これはウーバーイーツ同様、配達員達が用いる専用アプリ操作の中で「あらかじめ画面上による応募」が必要であり、ピークタイムという最も忙しい時間帯での募集によってチャレンジしていく制度であります。
尚これには「いくつかの項目をクリアしなければならないという条件の下」ではありますが、この制度をうまく活用した場合だと「ブースト報酬」に加えて「最低時給保証」なるものが適用され、稼ぎたい配達員にとっては最も重要なタイミングとも言えます。
chompy配達員は稼げる?
平均的な見解としては月並みの稼ぎ、「決して稼げなくは無い」といったところです。
都市特化型を強みとする反面それが「限られた地域内故のデメリット」ともされており、結果として他のフードデリバリーと比べ狭い範囲となります。
ただそれらとは対照的な「比較的多い注文量」である事と、上記で記してきた内容にある待遇により現役の配達員からは「思いのほか稼げる」といった意見がよく聞かれます。
その事からも他社と比べ、決して「極端な高収入」とまでには行きませんが「最近新しく誕生したサービスとしては比較的稼げる方」だと思われます。
chompyの配達エリアは?
2021年4月時点の対応エリアとして、簡単ではありますが下記にある通りとなってます。
【渋谷区、港区、目黒区、世田谷区、新宿区、品川区、中野区、千代田区、杉並区】
尚、2020年9月までは「渋谷駅から半径3km圏内」でしたが、それ以降現在に至るまでは「渋谷駅から半径4.5km圏内」にまで広がっています。
それらを考えても今後の「距離範囲拡大」の可能性も十分にあり得ると見れますね。
chompy配達員の登録の流れとは
chompy配達員として働く場合「chompyクルー専用アプリ(要ダウンロード)」を用いての登録となり、過程としては簡単な入力で完了します。
①オンラインにて「基本登録フォーム」での必要情報を入力する
②報酬振り込みに必要な銀行口座情報を入力
③説明会へ参加する
④配達に必要な専用バッグを受け取る
⑤配達員専用アプリを立ち上げる
⑥これで登録全てが完了!
以上を経る事により、晴れてchompy配達員として仕事ができる様になります。
chompy配達員の評判や口コミ
chompyでは配達員達が各々の意見や情報交換の場としても自由に使用できる「Slack」というチャットフォームが用意されており、主にそれらでダイレクトな思いを聞く事ができます。
そこから「良い意見としての口コミ」では…
●チャットサービスでの意見交換が気軽にできる事が嬉しい
●5分毎に付く待機報酬が何よりありがたい
など報酬に対しての金額的な事より、主に「向上心が持てるという内容」が多く見られます。
その反面に悪い口コミとして大く聞かれるものは…
●評価制度自体がプレッシャーとなり、精神的につらい
●アプリの動作に不具合が多く見られる
●報酬が良いとは言えない
●説明会が平日の昼間のみとなり参加が難しい
●SLACKに過度なまでの文句や言い争いなども見れられ、嫌になる
この中での不満件数として最も多いのが「Slackを用いた不満」であり、不必要な閲覧が目障りとなる事から多くの配達員でも不快に思うようです。
まとめ
近年で多く見られる「家飯」等からの影響が最も大きいとされ、消費者からの需要に反映してこれからも「フードデリバリーの必要性がさらに求められる」事となるでしょう。
それだけに「忙しくなれば ”ずさん” になる」構図も無くもないと考えられますが、「物事は悪く考えるとキリが無い」です。
ここは給料面、仕事内容から待遇面でも「ある程度の妥協」を持ち、この新しいスタイルであるchompyに「今後の成長に対しての期待を持つ」のも悪く無いのではないでしょうか。