トラック運転手はきついってイメージありませんか?
給料もそこそこ稼げそうだし転職してみたいけどあんまりきついのも嫌だしなぁと思っている人も多いと思います。
実際トラックドライバーはどれくらいきついのか?
何がきついのかをこの記事では色んなトラックに乗務経験がある私が包み隠さずお話しします。
Contents
トラック運転手のきつさについて
トラックドライバーはしんどい、
若い時は稼げてもいつまでも出来る仕事じゃない、
親やまわりからやめておけと言われる
などなどトラック運転手のイメージは決してよくはありません。
しかし一方ではトラック運転手は気楽だ、
免許だけで稼げるなどサラリーマンとして会社の1歯車でしかない自分に疲れた方には少し興味が湧くような話もあります。
トラック運転手のきつさは正直、会社によって全然変わってきます。
そして乗車するトラックの大きさや仕事内容によっても変わります。

トラック運転手がきつい理由は
時間が不規則
トラックの運転手は時間が非常に不規則です。
朝8時から夕方5時までという会社は少なく残業があったり出勤が朝の3時とか夕方に出勤とかまるで違います。
これは物流という観点から仕方のないことですが夜中に仕事だと当たり前ですがどれだけ昼に寝ていても夜は普通に眠いものです。
休みが少ない
運送会社はまだまだブラック企業が多く週休2日制の会社は大手の運送会社だけです。
休みも土日祝日とは決まっていないシフト制の会社も多いです。
体力面
運転手と言えばやはり体力面のきつさですね。
あの大きなトラックの荷台の荷物を手積み手下ろしするのはかなりの体力を必要とします。
特に夏は地獄のキツさがまっています。
睡眠不足
睡眠不足もトラック運転手のあるあるですね。
特に長距離の運転手は睡魔との戦いです。
居眠り運転での事故は後をたちません。
そのおかげで近年ではドライバーの労働時間はかなり厳しくなってきました。
事故をしたら自腹
運送会社では荷物事故や車両事故を起こしたら自腹で払わないといけない会社が多いです。
実は私の会社でも自腹なんです。
したくてした事故じゃないのに、せっかく頑張って稼いだ給料からお金が引かれるのは本当にきついです。
上記のような理由でトラック運転手はきつい職業と言われています。
さらに仕事のきつさは長距離ドライバー、中距離ドライバー、そして地場や集配ドライバーよっても変わってきます。

ここではそれぞれの仕事内容に分けて解説していきますね。
長距離ドライバーは何がきつい?
長距離とは一般的には1日に500Km以上走る仕事の事を指します。
仕事も路線ドライバーと一般貸切の2種類があります。
皆さんの中では長距離運転手が最も稼げて、最もきついというイメージでしょう。
実際に長距離ドライバーとして10数年走っていた私の経験談で説明します。
家に帰れない
長距離ともなると毎日は家には帰れません。
最低でも2泊3日の運行になります。
会社によっては1週間、2週間自宅に帰れないドライバーもいます。
毎日家に帰りたい人にはまず難しい職業です。
昼と夜が逆の生活
特に路線便の運行者ですが昼に寝て夕方から積み込みをして夜間走行する流れになります。
人間は夜に寝るように体ができています。
それが逆になると不定愁訴などの体調不良に悩まされるドライバーも多いんです。
大型トラック1台分の手積み作業
大型トラック一台分をバラ積みで満載にするのに2時間から3時間かかります。
バラ積みだとトラックってものすごく荷物って積めるんですよね。
細かい荷物だといくら積んでも積み上がる気がしなくなり心が折れそうになります。
中距離ドライバーのきつさとは!
中距離ドライバーとはだいたい1日に300キロ程度を走るドライバーのことです。
大型トラックもいますが4トン車が多いイメージがあります。
中距離には長距離とは違ったきつさがあります。
時間が不規則
定期で仕事をもらっているドライバーならいいですが、私の会社だと中距離便は仕事の内容も時間がバラバラなので、出勤時間も日によって変わります。
睡眠時間も毎回違うので体のリズムを作るのが難しいです。
割に合わない給料面
中距離の仕事は色んなところを走り回る割には長距離運転手よりも給料が安く割に合わないです。
私も同じくらいの給料が貰えるなら中距離でもいいかなと思うのですが長距離を選んでいる理由の一つがその安い給料面ですね。
集配ドライバーもきつい
集配ドライバーとは直接お客さんの所に行き荷物を届けたり集めたりするドライバーのことです。
私は集配ドライバーは本当に大変だと思います。
自分自身も経験したのですが長距離運転手にシフトチェンジしたくらいです。
お客さんからのクレーム
周波ドライバーはお客さんからのクレームを直接現場で聞くことになります。
そんなことドライバーに言われても仕方がないのに「すいません」と謝らないといけません。
自分が悪くなくてもとりあえず会社のミスなら頭を下げないといけないのはストレスがたまります。
配達件数が多い
集配ドライバーは1日にものすごい件数をまわります。
私も1日25件くらい配達をしていました。
朝一のついている伝票も5件あったりとかしていけるわけねーじゃんと思いながら仕事をしていました。
割に合わない給料
集配ドライバーはおそらく長距離、中距離、地場の中で1番給料が安いです。
トラック自体は小さくても何件も配達で回ったりクレームを言われたり無理を言われても給料自体はそんなに貰えません。
トラック運転手はやめといたほうがいい?
上記のようにドライバーはたしかにキツイ仕事です。
皆さんのイメージ通りかもしれません。
が、しかし
全ての会社がそんな会社ばかりではないんです。
それは
・給料がいい
・手積み手下ろし一切なし
・パレット、カゴ輸送
・週休2日制
このような会社も実は探せばあるんです。
私が今の会社にいるのも休みは無いけど、給料がいい、帰りの荷物はパレットだからです。
そしてドライバー同士は常に運送会社の情報を共有し合っています。
ドライバー仲間から直接聞く生の口コミと転職サイトからの募集案件です。
私も20年同じ会社に勤めていますが転職サイトで他の会社の情報収集だけはしています。
私が登録している無料サイトで地元の会社を優先して見たいなら「はたらいく」がいいですね。
長い事この業界に携わっていますがいまだに情報収集として愛用しているサイトです。
まとめ
今回はトラック運転手のきつさ、辛さをご紹介しました。
乗車するトラックや仕事内容でかなり状況は変わってきます。
イメージ通りの会社もありますが、探せば楽で給料のいい会社もあるんですよね。
良い会社を探すのにはドライバー同士で情報交換をすることです。
この業界を知らない未経験の方なら転職サイトで常に情報を集めるのが鉄板となっています。
最後まで読んで頂きありがとうございます。