トラックドライバーの中でも比較的に収入が高いと言われている「長距離ドライバー」平均年収や月どれぐらい貰えるんだろう?と気になりますよね。
そこで、今回は長距離ドライバーの給料についてお話していきます。
給料は安いのか?年収や給料明細についても触れていきますので、最後まで読んで参考にしてください。
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長距離ドライバーの平均年収はどれくらい?
長距離ドライバーの年収は、運転する車のサイズなどで変わってきます。
では、どれぐらいが平均なのか?
・長距離トラックドライバーの年収:400万円~750万円
車のサイズと移動距離、荷物の内容によって幅広く変わってきますので、このふり幅は仕方がありません。
月に2回ほど家に帰れる人と、月に10回ほど家に帰れる人では車のサイズを問わず給料に差はでます。
長距離ドライバーをするには「中型車」「大型車」「牽引車」などで運転するので最低でも中型免許は要りますが、殆どが「大型車以上」の車での運転になります。
長距離ドライバーの給料・月収はいくら
車のサイズによって、こちらも変わってきます。
・平均35万円~55万円ほどです。
長距離ドライバーの給料には【歩合制】というものがある場合があります。
やればやるほどお金になる制度なのですが、近年、国を挙げての労働環境の改善の波が押し寄せているので、無休で働いて稼ぎたい!と言う事は出来なくなりました。
ただ、労働環境の改善で福利厚生がしっかりしている会社も増えてきているので、夏冬の賞与などを支給してくれる会社もあります。
私の知っている長距離輸送を経営している会社では、何日宿泊するかでドライバー達に「ご飯代」を出しているそうです。
これは給料とは別に現金で払っているそうなので、ドライバーからは好評だとか。
こういったドライバーのケアをしっかりしている会社では、ドライバーさん達も長く働いていけますよね。
実際にそこの会社は、ベテランドライバーさんが多くいます。
長距離ドライバーは稼げる?稼げない?
ひと昔前のトラック業界では長距離ドライバーは稼げる仕事だったと思います。
しかし、近年では長距離ドライバーの仕事が減ってきていますし、トラック業界全体が、そこまで稼げなくなりました。
その背景には2つの要因があると考えられています。
・競合他社の多さ
・労働時間、休日、日数などの労働環境の改善
運送会社は数が星の数ほどある!と言われるぐらい多くの会社があります。
その中で仕事を貰うには価格を下げたりと企業努力が必要になるので運賃を下げればドライバーの給料も下がるという自然の流れになってしまいました。
それに加えて、労働環境の改善も大きな影響があります。
「休みたい」「家に帰りたい」これらを守ろうとすれば、当然仕事の量を減らすしかないので、給料に影響が及びました。
昔のように無茶苦茶なやり方をする会社もまだありますが、そんな会社は間違いなく今後生き残っていけませんからね。
ただ、【歩合制】という制度を導入している会社もあるので法律の範囲内で働いて給料に反映させる事は可能です。
それでも、長距離ドライバーはトラック業界では稼げるジャンルです。
長距離ドライバーの給料明細とは
給料日の前日、もしくは当日に紙で渡されます。
時代の流れなのか今はオンライン上で閲覧できる会社もあって、それを個人でプリントする、なんて会社もありますが、基本は紙で手渡しが一般的だと思います。
長距離ドライバーの仕事を探すコツとは
自分が持っている運転免許証にあった仕事を探す事から始めてください。
殆どの場合が「大型免許」以上が必要になってくるからです。
勿論、中には中型車での長距離ドライバーの仕事もありますが、全体から見たらほんの僅かしかありません。
そして、お金を稼ぎたいなら【歩合制】【出来高制】などがある会社がいいかもしれませんね。
これはやればやるほどお金になりますが、その反面肉体的にはキツイ分類です。
多くの人が思っている以上に車中泊や長時間の運転は肉体的にキツイので、その辺の覚悟は持った上で、探してみるといいと思います。
まとめ
トラック業界全体で言える事ですが、昔ほど稼げる仕事ではなくなってきました。
競合他社の乱立や労働環境の改善など時代の流れには逆らえなくなってきています。
しかし、そうなった原因はつくった責任はトラック業界にもあります。
仕事を貰う為の運賃の値下げ競争、悲惨な事故を数多く起こして世間の風当たりを悪くしてきた責任はあると思います。
しかし、ここ最近の運送会社の流れは変わりつつあります。
大手運送会社が運賃の値上げをしたり、重労働なトラックドライバーの仕事を少しでも楽にしようと、会社はあの手この手と試行錯誤をしています。
お金は昔ほど稼げなくなった変わりに、ドライバー達が長く勤る事ができるように業界全体が変わりつつあります。