貨物トラックは最大積載量からの振り分けとして4トンであれば中型トラック、また10トンクラスとなれば大型トラックとして分類であり、そしてその4トントラック(中型)と10トントラック(大型)間に位置する8トントラックが存在します。
ただ貨物車両としてのメリットは多いながらも、運転で必要となる免許について多少理解しておかなくてはならない部分では注意も必要です。
今回ではそんな8トントラックについての車両サイズと荷台の寸法、また所有者目線としての中古や新車での価格事情までを詳しく解説していきます!
8トンドライバーの給料や年収などのリアルな情報や求人募集はリクナビで探す事ができます。
今すぐ転職する気がなくても新規求人や設定した条件に合った企業があると知らせてくれるので必ずお気に入り登録をしておきましょう。
8トン車は人気職なので最新の情報を誰よりも早くゲットすることがコツです。
※登録は超簡単5分で完了します。
※ずっと無料で使えるので他の職業なども含めて情報収集にご活用ください。
8トントラックのサイズ一覧は(ウイング車・平ボディ車・冷凍車)
日本国内での運転免許制度下において、一昔前では一般的な貨物トラックサイズでの振り分けが主に小型(1~2トン)、中型(4トン)、10トン(大型)とされており、またそれぞれのタイプにもウイング車、平ボディ車、冷凍車といった基本ラインナップが存在します。
では今回のテーマとなる8トントラックでのウイング車、平ボディ車、冷凍車としてのサイズ一覧をそれぞれで見てみましょう。
ウイング車
【寸法】
全長:8485mm
全幅:2260mm
全高:2550mm
名前の通りに「鳥が羽を広げた形」で荷台となる箱が左右で開閉し、その仕様は現在でも4トントラックからとそれぞれのシーンで活躍しております。
主な特徴としては比較的大きな積荷であっても左右からの瞬時な出し入れが可能となっており、扉の開閉は電動装置での簡単操作。
特にパレットを使う輸送などでは重宝されるボディー形状となってます。
平ボディ車
【寸法】
全長:7540mm
全幅:2290mm
全高:2565mm
平ボディーでは積荷に対しての自由度が比較的高く、箱状の荷台では乗り切れない形状の荷物などが輸送可能とされてます。
建設関連となれば重機を積み込んで現場へ輸送するなどがあり、工事現場で必要となる資材の輸送でも重宝されております。
あと4トントラックの平ボディー車と違い、重たい荷物の積載を可能としているだけの足回り強化仕様が主な特徴にもなっております。
冷凍車
【寸法】
全長:8800mm
全幅:2330mm
全高:3420mm
4トントラックや10トントラックではお馴染みの車両仕様となっておりますが、あまり見かけないとされてる8トントラックでも「増トン仕様車」としての冷凍車が存在しております。
ただ4トントラックや10トントラックに同じくパワーゲートなどの設備においては充実しているものの、メーカーによってはコンテナのサイズも多少異なってきます。
月収が今よりあと5万円上がれば人生は確実に変わります。
簡単ですぐに年収アップができる方法を下記のページでご紹介していますのでご覧ください。
8トントラックに必要な免許はなに?
現在、国内での法律に基づく運転免許制度においては、8トントラックの運転には大型免許が必要となっております。
ただ注意点として、法改正に伴う中型自動車創設(平成16年6月2日から施行)により平成16年6月1日までの免許取得者全ての免許証には「中型8t限定」としての記載があり、それは「車両総重量が8tである」という事でまず理解しなければなりません。
つまり平成16年6月1日までの旧普通免許においては、法改正以前からの引き継ぎである「車両総重量8tとされる4トントラックの運転が可能」としてへの区別であり、「旧普通免許・新規としての中型免許取得者は共に8トントラックは運転出来ない」と言う事もしっかりと把握しておきましょう。
8トントラックの積載量はどれくらい?
基本として増トン扱いとされる8トントラックでは、中型車程度の大きさとしながらも大型トラック並みの積載領域となっており、また車種やメーカーによっても車両総重量・最大積載量が共に法的範囲内で異なる場合もある。
車両総重量:8トン前後
最大積載量:13~15トン前後
ちなみに上記にある積載量はあくまで総合的にまとめた8トントラックの積載平均値であり、必ずしも世に存在する8トントラックとしての貨物車両全てに当てはまるものでは無いという事を留意して頂きたい。
8トントラックの燃費は?
これはあくまで筆者自身がとった独自調査の結果でありますが、実質上とされる8トントラックの平均燃費は約7km/L程と言えます。
国土交通省から公表されてるデータによれば、貨物トラック全般で見る総合的な燃費は4~12km/L程となっており、そこから大型トラック個別で見た場合の平均燃費となれば4~5km/L程度とされてます。
つまり意外にも8トントラック単体での燃費情報というのが世にあまり出回っていないと言った視点で考えた場合、大型トラックとしてのカテゴリーから振り分けた形となる「4~5km/L」程となる数値が8トントラックとしての平均燃費で見ても概ね問題は無いと言えます。
8トントラックの中古車と新車の価格はいくら?
《中古価格》
中古車での価格相場は100~400万円程。
貨物としての8トントラックであっても乗用車と同様、中古車市場に出回る車両であれば年式や細かく分けられた型式、また走行距離に車両全体に向けたコンディション(主に総合的な状態を指す)などによって相場も販売店によって異なります。
《新車価格》
新車での価格相場は約800~1000万円。
ただしこの8トントラックに限っては4トントラックをベースにした構造となってるだけに、「増トン」としてのフレームや車軸に対する強化仕様への対策事情がメーカーやボディーを製造している業者毎で価格相場を大きく変動させる場合もあります。
まとめ
如何でしたでしょうか?
8トントラック自体は従来あったとされたカテゴリーからは比較的新しい規格で生まれた貨物車両となっており、また実際に仕事などで用いる場合であっても法律上からの細かな事柄などはしっかりと把握しなければなりません。
今回の記事を参考にして頂く事による正しい知識へと繋げる探究心、また安全意識に向けた再確認のきっかけとなれば筆者としても幸いであります!