一般的な陸送車両としても最大級並みの積載容量を誇り、主に長距離輸送の分野においては活躍の場が最も多いとされてる10トントラック。
身近となっている呼び名では「10トン車」や「大型トラック」、また業界での通称が「大型」だけというケースも現在は周知の事実となってます。
今回はそんな貨物トラックの中でも花形的存在とも言える10トントラックについて、それぞれある車体の寸法や運転に必要となる免許、また積載に関する事柄などを燃料や価格事情を織り交ぜながら検証していきます！
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10トントラックのサイズ一覧は(ウイング車・平ボディ車・冷凍車・ダンプ別)
10トントラックでの標準ボディーを基準とした車両全体の寸法においては、概ねではありますがその殆どが長さ11m、幅2m30cm、高さ約3m程となってます。
では、それぞれが細かく異なった荷台形状であるウイング車、平ボディ車、冷凍車、ダンプ車のそれぞれではどういった荷台寸法にあるのかを、主に業界で用いられる車種別に以下でまとめてみました。
ウイング車(いすゞ ギガ)
荷台の長さ：9m55cm
荷台の幅 ：2m35cm
荷台の高さ：45cm
平ボディ車(UDトラックス クオン)
荷台の長さ：5m10cm
荷台の幅 ：2m20cm
荷台の高さ：50～70cm
冷凍車(日野 プロフィア)
荷台の長さ：9m35cm
荷台の幅 ：2m36cm
荷台の高さ：50cm
ダンプ車(いすゞ ギガ)
荷台の長さ：5m10cm
荷台の幅 ：2m20cm
荷台の高さ：51cm
10トントラックに必要な免許はなに？
現在では最大積載量が8トンまでとされている貨物車両（8トントラック）から大型免許が必要となっており、そこから引き続く「10トントラック車の運転においても国内の法律に沿った大型免許の取得・所持が必要」となってます。
つまり上記にある内容が10トントラックの運転に必要な免許という事を指しており、また取得にあたっての条件についても以下にある各項目が国による道路交通法、及び下位命令によって制定されております。
【大型免許取得にあたる条件】
21歳以上である事
普通自動車免許取得から3年以上が経過している事(行政処分中の期間は除く)
取得している自動車免許がMT車免許である事(AT車限定の免許は不可)
視力は両眼で0.8以上、片眼で0.5以上、深視力では2.5mの距離で平均誤差が2.0以内である事が必要(メガネ・コンタクトレンズの使用は可能)
10トントラックの積載量はどれくらい？
10トントラック自体には車種別で存在するボディー構造の違いもあってかそれらに対する明確な定義がないとするも、一般的には積載における可能領域をおよそ10トン前後に設定されてる大型貨物トラック全般の事を指しております。
車両総重量：11トン以上
最大積載量：6.5トン以上
乗車定員 ：30人以上
大型貨物車両として分類される10トントラックにおいては上記にある内容が積載可能領域として当てはまる事になります。
路線便ドライバーに興味のある方はこちらで詳しくご紹介していますので参考にされて下さい。
10トントラックの燃費は？
10トントラックの燃費では小型や中型などで分類されている貨物トラックに同じく、総体的にみる平均値は「リッターあたりが約3.5～5km程」となっており、また運転する状況としての空車時・実車時・高速走行時においてもその燃費は大なり小なり変動していくと考えられます。
空車時（空荷の状態）の平均燃費：約5㎞/L
実車時（積荷の状態）の平均燃費：約3.5㎞/L
高速道路走行時 の平均燃費：約4.0㎞/L
10トントラックの中古車と新車の価格はいくら？
10トントラックの購入となれば日常的に使用する乗用車とは違い、車体価格は地方の一戸建てに相当するとも言われております。
つまり貨物トラックである以上、購入環境においては殆どが運送関係の業界に限られてきますが金額（車両価格）考えれば決して安い買い物ではありません。
そこで各メーカー毎にある人気車種別からの新車価格、また同時に中古車としての相場価格も比較という形で以下にそれぞれ記しております。（新車では車両の細かな仕様やボディー構造の違い、中古車では車種や年式と距離、また車両に対するコンディション的な状態次第で価格も細かく変動する）
いすゞ ギガ
新車価格：21,682,000円
中古車価格：2,519,000円程(平成24年式)
日野 プロフィア
新車価格：16,697,000円
中古車価格：1,490,000?5,300,000円程(平成16年式～)
三菱ふそう スーパーグレード
新車価格：21,052,440円
中古車価格：2,190,000?4,500,000円程(平成18年～25年式)
UDトラックス クオン
新車価格：17,845,000円
中古車価格：3,020,000円程(平成23年式)
※各メーカー毎や運送会社との付き合いによって値引き率が違います。
実際に金額はこれよりかなり安い場合が多いです。
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まとめ
如何でしたでしょうか？
運送業者を初め、貨物トラックは様々な企業にとって仕事をする上では必要不可欠な存在であり、同様に働き手でもあるドライバー達にとっては成長を導く上での重要なファクター（要素・要因）にもなり得ます。
今回の記事を参考に、小型・中型貨物トラックと比べて車体価格や車両に対する構造事情等をそれぞれをしっかりと把握し、またそれらが自身を成長させていく上でも重要なファクター（要因）となる事も筆者は切に願っております！
