液体や気体のみならず、粉体などの運搬で使用されてるタンクローリー車。
一般的によく目にするのではガソリンスタンドで出入りされてるタンクローリーのトレーラーですよね!
今回ではそんなタンクローリーの運転手を職業とされる場合での参考として、人気ある会社のランキングから必要となる免許の種類、給料では手取りがいくら貰えるかを掘り下げます。
そこから「タンクローリー運転手って実際は稼げるのか?」から将来性での視点、あとタンクローリー運転手は今人手不足なのかも調べていきたいと思います。
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タンクローリーの人気会社ランキング一覧
まずタンクローリー運転手を職業としていく上でもっと重要となるのが「会社選び」であり、そこからそれぞれの会社にある特徴や実績などを考慮していく事も「肝」となります。
というわけで最も人気がある会社15位までをランキング順に見ていきます。
1位:ENEOSホールディングス
2位:東燃ゼネラル石油
3位:コスモエネルギーHD
4位:昭和シェル
5位:出光興産
6位:日本通運
7位:国際石油開発帝石
8位:山九株式会社
9位:ダイセル物流株式会社
10位:センコー
11位:鴻池運輸
12位:菱化ロジテック
13位:ニヤク コーポレーション
14位:株式会社JKトランクス
15位:伏見運送株式会社
売上高でダントツなのが1位のENEOSホールディングスで71,158億、2位の東燃ゼネラルから5位の出光興産までが約22,000億前後となっており、6位の日本通運から15位の伏見運送株式会社までの平均が約3,000億後となっております。
かたや勤続年数においては必ずしも順位とは比例せず、長いところでは約25年と見られますが人気度や売上高が低くとも20年以上の割合が高い会社も多数存在してるようです。
ただ全体で見た場合での勤続年数では、18・9年辺りが平均ラインといったところではないでしょうか。
タンクローリーに必要な免許は何?
一部の中型車を省いて、殆どの場合が大型トラックを用いてのタンクローリー車両とされており、この場合ではまず第一条件として大型第一種運転免許が必須となり、大型トレーラーのタンクローリーとなればさらにそこから牽引免許も必要となります。
あと積み荷となる液体や粉末が食品系であれば特に資格などは必要とせず、ガソリンや化学薬品といった物であれば一般的にも知られてる「危険物乙4種」や「毒物や化学物等を取り扱う資格」が必要となります。
ただ「運ぶ物によって」は扱うのに必要となる特殊な資格をさらに取得しなくてはなりません。
タンクローリーの手取りはどれくらい?
タンクローリー運転手として最も重要となるのが収入であり、その中でも気になるのが「自身が手にする手取り」となりますね!
ただ一言にタンクローリーと言ってもガソリン・ケミカル・食品系など、積む物によって給与に差も出てきます。
そこで「積み荷ごとで手取り額」を簡単ではありますが、それぞれで見ていきたいと思います。
■ガソリン・重油系:約35~40万円
■LPガスなどの気体:約35~45万円
■ケミカル系(化学薬品等):約30~46万円
■食品系:約25~30万円
タンクローリーの仕事の中で特に精神的に忙しくきつい部類に入るのが「ガソリン・重油系」と言われており、場合によってこれら平均に出されてる額とは見合わない仕事内容もあるとか…
個人個人での価値観で見れば様々な意見もありますが、いずれにしても「高い責任能力を必要とする仕事」として見合った給料額とも取れますね!
タンクローリー運転手は稼げる?
基本的に肉体労働が無いとされる仕事内容から、先述した平均の手取り額の事を考えれば十分に「稼げる職業」だと言えますね。
ただタンクローリーの運転手といえど「あくまで積み荷の種類次第」となりますが、積み下ろし作業に該当するそれらの多くは簡易的な作業となり、殆どの積み荷においても「通常でのトラック運転手より割高な給与額」と見れます。
「とりわけ高額で無くとも」仕事内容から考えても決して悪くも無く、また牽引を必要とする「トレーラー運転手ともなれば更に稼げる範囲も広がる」と言われております。
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タンクローリーの将来性ってどうなの?
「勤める会社が全てにおいて安定しておれば将来性」はあると見て良いです。
この場合の括りで言えばタンクローリー運転手として「勤めてる会社次第で運転手としての将来性が左右される」と考えた方がいいですね。
こう言ってしまうとあらゆる企業に対しても同じ事が言えますが、やはり他の運送業務とは違って「比較的に安定してるとも言われるタンクローリー運転手」と言えど、属する会社においてはそれぞれある規模や総資産、売上高に従業員数と様々です。
それらを踏まえ「自身が身を置く会社の規模」によって、自身の将来性も「ある程度は検討もつく」というものです。
タンクローリーは今人手不足?
国内に点在するタンクローリーの会社全てに当てはまる事では無いですが割合としては現在「人手不足」と言えます。
昭和の高度成長期からバブル期辺りまでトラック運転手は「稼げる業種」であり、中でもタンクローリーとなれば「仕事内容と収入に割が合う」といった事から一際注目を浴びておりました。
ただその様な時代から平成・令和という時代を経るにつれての「少子化問題」や「若者達の車離れ」といった要因も大きく影響し、そこからさらに「古い運転手達の高齢化」も進んでいます。
つまり「次世代ほど関心が無く就職率も低い」のに加えて、「旧世代といった古株の方達のみで稼働されてる」といった現状が問題となっております。
「古株達による稼働にも限りがある」事から、求人事情においても各会社によってそれぞれの工夫も凝らしておりますが、現在も人手不足の解消には至ってない様ですね…
まとめ
一昔前までは「稼げる職業としての人気」もある事から競争率も高く、誰でも就ける仕事ではありませんでした。
しかし現代となれば状況も一変し、時代背景という大きな要因から様々な事情も相まって、人手不足といった深刻な問題をそれぞれの運送会社が抱えております。
だからと言ってこの業界が危機に晒され、タンクローリー運転手としての就職が容易になった訳では決して無いですが、ある意味「自身が救世主の如く活躍できる場」としてのチャンスと捉えるべきでしょう。
従業員ファーストの充実と、安心できる労働環境こそが人員不足の解消へと繋がり、それらは今後のタンクローリー業界での進展としても大きく期待が持てますね!