創業以来あらゆる貨物の輸送を手がけ、これまで培った全国グループを拠点とした長距離輸送の「ロジティクス・プロバイダー」として今もなお、物流界に新たなステージを確立し続ける富士運輸。
今回そんな富士運輸の会社概要から、ドライバーとして働く従業員達の給料事情や年収と給料明細・仕事のキツさなどを見ていきます。
あと評判や口コミと合わせ、富士運輸ドライバーへの転職を成功させるコツなどにも触れていきます。
Contents
富士運輸の会社概要とは
正式名称「富士運輸株式会社」創立は1978年(昭和53)4月25日 奈良県奈良市北之庄町に本社を置き、社員は1400名、グループ企業全体を含めると1700名を超えると言われおります。
大型を中心とした車両台数では1220台以上を保有しており、資本金3000万円、売上高は291億円としながら航空貨物・郵便輸送や路線便の輸送を中心とし、空調車や特殊な航空貨物仕様の車両など全国でもシェアが高いことで知られている大手物流企業であります。
富士運輸ドライバーの給料や年収はいくら?
初任給から昇給するまでをドライバー全体で見ると「平均月収は約20万円」ぐらいとされますが、これも「あくまで」であり、全体をおよそで出した平均額であります。
富士運輸ドライバーの場合、企業自体が長距離業務をメインとしている会社だけに、各ドライバー達の業務も多くが長距離の路線業務となります。
各ドライバー達の勤続年数や業務内容であるエリア、それによる諸手当の付き方から、タイムスケジュールによる勤務日数などによっも変わってきますので、ここで「出されている平均値」は一概には言えるものではありません。
同じく富士運輸ドライバーでの平均年収額も、同条件の下で約200万円から299万円と言われています。ちなみに富士運輸での研修期間とされる「見学で学ぶ期間」は、実際に仕事がなく見学だけでも通常の給料としての給与が発生し、最月から20万円ほども貰えるそうです。
富士運輸ドライバーの給料明細とは
以下は中途入社3年以上勤務されてる40歳男性正社員の給料明細をもとに、以下を例として書き記しております。
(中途入社3年~10年未満で2010年度在職時の40歳男性正社員)
●月給●
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基本給 時間外手当 役職手当 資格手当
80,000円 100,000円 210,000円 10,000円
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住宅手当 家族手当 通勤手当 その他手当 月給合計
0円 0円 10,000円 0円 410,000円
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●賞与●
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定期賞与(2回計) インセンティブ賞与 決済賞与(0回計) 賞与(ボーナス)合計790,000円 0円 140,000円 930,000円
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●勤務● ●年収●
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総残業時間 サービス残業 休日出勤 所定労働時間
月100時間 月0時間 月1日 1日8時間 585万円
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■基本給 80,000円
■時間外手当 100,000円
■時間外手当以外の手当 230,000円
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※みなし残業制度:なし
富士運輸では大手取引してる事から仕事の単価の割合が比較的大きいとされているようです。
その分ドライバー達の給料にも反映される傾向もある事から、長距輸送の場合、トラックを長く走らせば走らすほど運賃が高くなりますので、この場合で見ても基本給は少ないが、時間外やそれ以外の手当で殆どを賄って行く形となっています。
富士運輸ドライバーの仕事はきつい?
先述しておりますが、富士運輸でのドライバー業務では長距離運転での業務が多いので、自ずと拘束時間は長くなります。
基本的にどの運送業者においても長距離運送ではれば労働時間は長くなりキツくなるか傾向にありますが、富士運輸では国内各地にある支店に「仮眠室が完備されてる」など、長距離ドライバー達の労働時間にも気を使っており、それが結果として安全面への配慮となってます。
以上の事からも国内において他の運送会社との比較では、「無理なく仕事ができる労働環境」からも総合的な考えで見ても「比較的キツくない」とも言えます。
富士運輸ドライバーの評判や口コミ
富士運輸の場合、事前に申請等すればきちんと休める「有給休暇」もあり、「使いきれない有給休暇は会社側が買い取れるよう無駄のないシステム」がきちんとなされております。
またこの会社では、労働に関した法令の遵守により労働時間もきちんと守られている為、最低一週間に1日は休みが取れるようにされており、福利厚生の方でも不評はあまり聞かれません。
ほとんどの運送会社では、「休みが無い」や「人使いが人間とは思ってない程の使いよう」などと散々な言われようの「ブラック会社としての認定」が多い中、富士運輸では法令遵守の下、ドライバー目線での安全を重視しており「今後の労働環境も良くなる見込み」という意味から、印象としてはかなり良い方だと思われます。
富士運輸ドライバーへの転職を成功させるコツ
基本としてどの会社に転職をするにしても、必ず抑えておく共通したポイントというものも決めておきましょう。
そのポイントと言うものもいろいろありますが、まず自分が決めた会社での給与形態・待遇福利厚生から、この会社での平均年齢や何歳まで働けるのかなどの他、自身と同代のドライバーなどがどれほど勤めておられるのかも、転職エージェント等活用する場合にも転職する際の重要な参考データにもなります。
何よりも重要なポイントとしてやはり、全ては人間が行う事であり転職する自分も含め、人間同士どのような形で「富士運輸ドライバーとしての立ち振る舞いが出来るのか」を考えるのかが「ドライバーとしての今後の人生を決める鍵」となり、「転職を成功させるコツ」にもつながるのではないでしょうか。
まとめ
今回は富士運輸という運送会社のドライバーの給料事情についてまとめて参りましたが、世間で一般的な運送会社と同じく、給料面では決して良い条件ではありませんが福利厚生等の待遇の良さが行き届いてることにより、従業員などからの評判・口コミなどが良いとされています。
ただこれらは偏ったデータの下かもしれませんし、実際に退職された従業員などから聞いた意見でも無いです。
リアルな観点で言えば「関係者としては、すでに枠から外れた立場の方などの意見」や「第三者的な立場的な方の客観視からの意見」も取り入れた上でのリサーチも大切でしょう。
運送業界では日々、全てにおいての状況も移り変わっており、それは富士運輸でも然り。
今回のような情報などを必要とする場合、このような記事は「基礎知識」としての認識に留め、できれば自身が足を運ぶなりした上での情報収集をお勧めします。