近年の物流業界の流れは「センター運営」です。
日本中にセンターの数が増えて、昔のように店などに個々のメーカーが直接配達せずに一か所に荷物を集めて、そこから配達をする流れになっています。
それは飲食衣類などに限らず、皆さんもよく知っている日本全国に荷物を運ぶ大手宅配会社も、今では長距離に荷物を一気に運ぶことは殆どなくなってきました。
この流れから増えているのが中距離間での短い移動距離で配達をする中距離ドライバー達です。
今回はそんな中距離ドライバーの実態を書いていきたいと思います。
中距離ドライバーは過酷できついのか、仕事内容や辞めてしまう理由などについてお話していきます。
最後まで読んで是非参考にしてください。
Contents
中距離ドライバーとは!必要な資格と条件は
中距離ドライバーに必要な資格は運転免許証です。
運転免許書の種類は自分が乗る車の大きさで変わってきます。
多くの場合は、大型免許、中型免許が必要になってくると思います。
仕事の内容によっては、リフトの免許や牽引免許を必要とする場合もあるかもしれません。
中距離ドライバーの仕事内容や1日の流れとは!
荷物の内容で一概にはこれだ!と言えないのが中距離ドライバーの仕事です。
それでも気になるところだと思うので、例を一つ載せます。

朝、出社して点呼を受ける
↓
積地(センターなど)で荷物を積み込みます
↓
出発して配達していく
↓
お昼休憩
↓
荷物がまだ残っているなら配達します
↓
荷物を受け取りにいきます
↓
降ろし地(センターなど)で荷物を受け取ってもらいます
↓
会社に戻って点呼を受けます
↓
帰宅
基本的な流れです。
しかし、この業界は取引先の状況次第で必ずしもこの通りにはいきません。
あくまでも、目安として考えてください。
それに基本は日帰りですが、帰れない場合なんかもあります。
さらに車中泊をしなくてはいけないケースもあったりもします。
中距離ドライバーは過酷できつい?
中距離ドライバーの過酷な状況は【性格】【体質】の個人差で、とらえ方は様々だと思います。
例えば…
◎荷物を降ろすのに何時間も待機するのが苦手な人
◎何か所もセンターに荷物を持って行ったり、引き取りに行くのが苦手な人
◎手降ろし作業が苦手な人
◎長時間の運転が苦手な人
◎朝早くて夜遅い
などと、過酷と感じる理由は人それぞれです。
これらが苦ではないのなら長く働き続けられると思いますが、私が一番過酷と感じるのは手降ろし作業ですね。
肉体的にきついですし、その後に運転もしなくてはいけないので急な眠気が襲ってきます。
それが毎日の事になると気持ちの面でも厳しいくなってくるかもしれませんね。
中距離ドライバーを辞める人の理由とは
辞めていく人のほとんどがお金が原因で辞めていきます。
勿論、肌に合わなくて辞めていく人もいますが、お金が原因で辞めていく理由が本当に多いですね。
しかし、この業界の面白いところは「辞めた人間が別の会社で中距離ドライバーをやっている」というケースがある事です。
ようはお金が原因で辞めるのですが、労働条件と見合わないから辞めるのであって、ちょっとでも条件の良い会社を見つけると、そちらの会社で働き始めるわけですね。
中距離ドライバーに限らず、運送業で働く人は転職率が高いのですが、多くの人は辞めてから別の運送会社で働き始めます。
私自身も、この業界で色んなジャンルの配達をしてきましたので転職を何度もしています。
それに運転していた経験が高く評価される業界なので、転職が非常にしやすい環境なのもありますね。
中距離ドライバーへの転職を成功させるコツとは
求人募集の仕事の内容がある程度、細かく書いてある会社を探す事をお勧めします。
出来れば、どんな荷物を運ぶのか、相手先の情報が書いてあると尚いいですね。
そして、その会社の仕事が定期便などで一日の流れがある程度決まっている会社だと精神面でも安心できると思います。
フリーで働く仕事の場合は、毎日の出社時間や帰宅時間が変わってきますので体力的にも精神的にもきつくなります。
ただ、給料面に関して言えば、どちらの場合でも低くなっているかもしれないので、基本的な収入や福利厚生はチェックしておいたほうがいいでしょう。
まとめ
中距離ドライバーの仕事は様々です。
荷物の内容によっては過酷な肉体労働になる場合もありますが、中には手降ろし作業が殆どない仕事もあるので自分にあった仕事を探すことをお勧めします。