食品配送はキツイと感じる方もいれば、そうではないという方もいます。
この感じ方には個人差があるようです。
そもそも食品ルート配送は、大量の荷物を取り扱うことが多く重労働になりがちですが、業種によっては軽い荷物ばかり取り扱う所や積み込みに機械を使う所があります。
そのため女性ドライバーや60代前後の方も活躍しています。
そこで今回は、食品ルート配送はきつしのか、仕事内容や給料、年収などについてお話していきます。
これから食品ルート配送を考えている方は、最後まで読んで参考にしてみてください。
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食品ルート配送とは
食品ルート配送とは、スーパーやコンビニ、個人宅などから指定された食品を積み込み、トラックなどで運搬する業務です。
中には日時の指定があったりする場合もあります。
商品を積み込む力仕事と運転業務が併用されていることが特徴です。
<必要な資格>
★普通自動車免許
食品ルート配送では、軽トラやライトバンなどを使う場合が多いです。
中には2tトラックを使用します。
これらは普通自動車免許で運転出来ます。
★準中型自動車免許
準中型自動車は、車両総重量が3500㎏以上7500㎏未満で、最大積載量2000㎏以上4500㎏未満のトラックを運転することが出来ます。
この様なトラックの場合、主にスーパーなど荷物の量が多い場合に使用されることが多く、個人宅の配送に使われることはありません。
この他にも「5t限定中型自動車免許」「中型自動車免許」「大型自動車免許」がありますが、食品ルート配送では、この様な大きいサイズのトラックを使うことはありません。
また食品配送に使われるトラックは「冷蔵車」が多いです。
食品ルート配送の仕事内容とは
ここでは食品ルート配送の仕事について紹介します。
1.仕事内容
食品ルート配送は、トラックなどを利用して決められた配送先に食品を配送する仕事です。
配送先は曜日ごとに決まっていることが多く、基本的には毎週同じルートを走行して同じ配送先に行きます。
スーパーやコンビニなどで販売される商品を配送するほか、個人向けの食品配送も盛んに行われています。
個人向けの場合は、自宅へ毎週決まった日時に訪問するのが主流です。
<主な配送先>
食品ルート配送のドライバーは、工場や配送センターで食品を積み込み、各家庭やコンビニ、飲食店などの店舗に配送します。
短距離の配送が中心で、1日の走行距離は100㎞に満たない事も珍しくありません。
2.仕事の流れ
①出社・点呼(アルコールチェック)
②車両点検
③商品積み込み
④出発
⑤荷下ろし(配送先に伝票サインをもらう)
⑥帰社
⑦伝票整理・翌日の配送内容確認
※休憩時間は配送状況に応じて取ります。
この様な流れで仕事をします。
会社によって違う場合が有るので参考程度にしておいて下さい。
3.仕事時間
出社時間は配送先や食品の種類によって異なる場合があります。
日勤:8時~9時出社し17時~19時頃退社のパターンが多いです。
食品ルート配送はかなりきつい?
食品ルート配送は、キツイと感じる人もいれば、そうでもない人もいます。
ここでは、キツイと言われる理由とキツくない理由について紹介します。
<キツイ理由>
①事故発生率が高い
業務のほとんどがトラックの運転で過ごしています。
長時間運転すれば、疲労や集中力の低下が原因で事故を起こしてしまう可能性が高いです。
②神経を使う
食品ルート配送は、届け先のお客様とコミュニケーションを取る必要があります。
このコミュニケーションがキツイと感じる人もいる様です。
また運搬中の商品にも注意する必要があります。
運転が荒いと商品が崩れてしまい、商品の破損などしてしまいます。
お客様に迷惑をかけてしまうばかりか、会社の信用も損ねてしまうので神経を使うことが多いようです。
③同じ作業の繰り返し
やりがいがあったり、楽しさが見いだせる仕事でも毎日同じ仕事を繰り返すと飽きてしまいます。
この同じ作業の繰り返しがキツイと感じる人もいる様です。
④時間厳守
スーパーなどでは、営業時間前に納品しなければいけない所が多いです。
なので配送先に合わせた時間に出勤や渋滞に巻き込まれるとイライラしてしまいきつく感じる様です。
また個人宅の配送の場合は、時間通りにいかないと不在の場合があり、再配達をしないといけません。
そうなると食品の鮮度が落ちるなどの問題が出てきます。
⑤営業が必要な場合がある
会社によってはドライバー自身が営業をしないといけない所もあります。
運転だけと思っていてもコミュニケーション能力も必要だったことにキツイと感じる人もいる様です。
また想定していた仕事と違う事にストレスを感じる人も少なくないようです。
<キツくない理由>
①人間関係がない
運転がメインなので人間関係に問題が生じません。
就業時間のほとんどは、一人で過ごすので、お客様とのコミュニケーションが苦手な人でも挨拶程度で済むことがほとんどです。
②休日が決まっている
配送ルートが決まっているので、就業時間や休日が明確化されています。
なので休日の予定が立てやすいメリットがあります。
家族がいる方は安心して働くことが出来ます。
また残業がほとんどありません。
③女性や高齢な人でも出来る
軽トラなど小型自動車であれば荷物も少なく、重い荷物も少ないです。
なので女性や高齢の方などが活躍しているところが多いです。
感じ方には個人差があるようです
会社によって仕事内容などが違うので参考程度にしておいて下さい。
食品ルート配送ドライバーは向いていないと長くは続きません。
向き不向きは性格診断テストで調べることができます。
一度性格診断テストでチェックしてみましょう。
食品ルート配送の給料や年収はいくら貰える?
食品ルート配送の給料や年収について紹介します。
<給料>
給料の相場は、20万円~40万円です。
求人では20万円~27万円で多く出ています。
他のルート配送では20万円~25万円となっています。
この様に見てみると給料は、あまり変わらないようです。
<年収>
年収の相場は300万円~350万円です。
会社によってボーナスの有無によっても変わってきます。
他のルート配送では、300万円~350万円となっています。
この様に見てみると変わらないようです。
<時給>
アルバイトやパートでも食品ルート配送の仕事をすることがあります。
時給相場は1100円~1500円となっています。
これらの給料や年収などは会社によって違います。
就職する前にはこの点をしっかりと確認しておきましょう。
※給料をあと5万円上げたくありませんか?
実は運送業界では給料5万円アップは簡単にできます。
下記のページをご覧いただけると具体的にアップできる方法を詳しくご紹介しています。
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食品ルート配送の評判や口コミとは
実際に食品ルート配送をしている方の意見を紹介します。
①渋滞などで指定時間に到着しないと会社にクレームとなるのが辛い
②特に荒い運転をしていないのに、荷下ろしの時に野菜などの食品が傷んでいる場合、補償問題が面倒。
場合によっては、自分で買取の時もある。
③個人宅に配送に行くときは、軽トラで行きます。荷物も少なく楽です。
④スーパーなどは荷物の量が多いですが、一度に納品が出来るので、気分的に楽です。
⑤人間関係がほとんどなく、自分一人の時間が多いのでストレスがない。
などの意見がありました。
荷物が多い場合は、時間指定がキツイようです。
しかし個人宅の食品配達だと荷物の量も少なく、軽トラなど小型車両なので、比較的楽だという意見が多かったです。
これから食品ルート配送を考えている方は、この意見を是非参考にしてみて下さい。
食品ルート配送の志望動機の書き方・コツとは
食品ルート配送の志望動機を書く場合、いくつかポイントがあります。
ここでは、そのポイントについて紹介します。
①運転技術
食品ルート配送は、安全に運転することが大切です。
荒い運転をしてしまうと配送中に食品荷物が崩れてしまい、商品が傷んでしまいます。
こうなると納品先では商品を受け取ってくれません。
なので安全運転ができることを書くようにしましょう。
②食品配送経験の有無
会社では未経験者より経験者を採用する傾向があります。
未経験者の場合は、配送の仕事だけでなく、お客様とのコミュニケーションの取り方など全て教えなければいけません。
なので教育担当者がついて教育します。
経験者の場合は、ある程度の食品配送のノウハウを知っているので教育に掛かる時間が少なくて済みます。
食品配送経験がある方は、是非アピールしてみましょう。
③コミュニケーション力
コミュニケーション力がないと、客先でコミュニケーションが取れず、自分や会社の印象を悪くしてしまう場合があります。
納品先では、お客様が相手なのでコミュニケーションが大切になります。
これをアピールすることで会社側には良い印象を与えることが出来ます。
またこの他に営業能力などあれば、かなり良い印象となります。
コミュニケーション能力や営業能力がない方でも「食品ルート配送がやりたい」という思いを具体的に書けば、良い印象を与えることが出来ます。
食品ルート配送はやりがいのある仕事
今回は、食品ルート配送について紹介しました。
仕事の内容は、先程紹介したようにスーパーやコンビニだけでなく個人宅の食品配送もあります。
この仕事がキツイと言われていますが、実際に配送をしている人の中には、きつくないという人もいます。
感じ方については個人差があるようです。
今回の記事のポイントは「食品ルート配送の給料や年収」です。
調べてみましたが食品ルート配送と他のルート配送の収入は、ほとんど変わりません。
なので今やっているルート配送がキツイと感じている方は、食品ルート配送にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
もしかすると、食品ルート配送の方が自分に合っているかもしれません。
食品ルート配送を考えている方や興味がある方は、今回の記事を是非参考にしてみて下さい。